続けて残す

あの酷暑は何だったのか?と思うくらいの気温の日が続き

ようやく秋らしい気候になって来ましたが、

急な寒暖差の激しい日々に体調くずされたりしていませんか?

お身体ご自愛くださいませ。

さて、街中では古民家や古い建物を再利用した

お店や施設をよく見かけますね。

残念ながら地震が多い土地柄であることも関係してか、

木造が多い日本の建物の多くは倒壊や自然に朽ちていくことにより、

新しい物に作り変えられてしまう事も多いですが、

それでも昔からの建築技術には、資材の再利用や組み替えで

新しいものが生み出せる、そんな知恵が組み込まれていたりします。

又、古い書物によく見られる「和綴じ」で綴じられた本は

開きやすさとその美しさはもちろんですが、

糊を使わない為、糸が切れてしまっても修復がしやすかったり、

不要になったら糸をほどいて紙を再利用する事ができたりします。

貴重な資源を大切にする想いもあって

昔の人たちの中にも「サステナブル」な意識が備わっていたのですね。

残念ながら既に終了してしまったのですが

宮内庁で古い書籍や文書の補修等をされている講師の方からの指導の上

「和綴じ」の本を作るワークショップの告知デザインを

させていただきました。

その技術を体験することにより、

参加した子どもたちにモノを大切にする意識と、

次世代に残していく想いを身に付けるきっかけになっていたら

うれしいですね。